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2019.05.06

坂井

去り行く平成と郷土岡山への想い

激動の平成も終わり、とうとう新しい令和の時代が始まりました。

私は平成になって社会人になりましたが、平成を振り返ってみると、主に不動産管理の仕事に携わる中で大きな自然災害を仕事を通じていくつも体験したことを思い出します。

『阪神・淡路大震災』の直後にはマンションの管理の仕事で、兵庫県明石の分譲マンションを担当しましたし、『芸予地震』の際も広島・愛媛で分譲マンションの管理をしていました。
それぞれの現場では日頃想像もつかない事態に遭遇し、大きなマンションの外壁が崩れ落ちたり、廊下から下の階が見えるほどのひび割れも発生し、お部屋の中も大きな家具や家電品が倒れているような物件も見受けられるような状況でした。
そんな中、管理物件居住者の安否確認、被災時のライフラインの確保、住まいの損傷程度の点検等、緊急でやるべきことはいくらでもありますが、携帯電話も回線がパンクし社員同士の連絡も取れなくなり、自然災害の恐ろしさと危機管理への備えの大切さを身をもって感じました。

そのような体験の中でも、特に鮮明な記憶は昨年の夏に発生した『西日本豪雨災害』です。
自分自身が生まれ育った岡山の地で経験する初めての大災害であり、気候に恵まれ比較的災害が少ない岡山の地で、多くの県民と同様に「まさか岡山でこんなことが・・・!」という衝撃を受けました。

被災後の状況については、まだまだ日常の生活を取り戻すことが出来ない方も大勢いらっしゃる中で、当社も岡山に根付いて建築・不動産に携わる企業として、被災建物のリフォームや被災者の方のお住まいを探すお手伝いなどに関っていますが、お住まいを失い、心労も絶えない中で、被災された方々が一日でも早く平穏な生活を取り戻すことができることを心から願っています。

そんな折に、お客様より一冊の写真集を頂戴しました。
タイトルは「恩原の詩」ですが、4月25日の発売当日にこの写真集を頂き、早速拝見しました。

以前にも私のブログでご紹介いたしましたが、「美しき岡山」という写真集と同じ著者の方の作品で、岡山県の恩原で15年間に渡り撮影された作品が掲載されています。
日頃芸術に触れる機会はあまり有りませんが、この写真集に掲載された非日常的な美しい風景の数々は、郷土岡山の素晴らしさを再認識し、令和の時代も、その先もずっと多くの人々の心に感動と癒しを届けてくれるものと思います。
著者の方のあとがきにもありますが、この写真集は、身の回りにもいらっしゃる罹災された多くの方々への想いと、被災地への復興の願いが込められた一冊です。 

「恩原の詩」※写真集の詳細はこの作品名からリンクしています。

また、著者の方が所属する写真クラブの『フォト「吉備」写真展』が岡山市北区の「天神山文化プラザ」で5/7~5/12の日程で開催されます。
「天神山文化プラザ」ではこの写真展のように郷土岡山の作品を中心とした作品展が良く開催されています。是非期間中に足を運んでみられることをお勧めします。